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生ゴミに対する常識を根底から覆し画期的なシステム導入によりNHKでも取り上げられ、行政及びマスコミ関係等に注目を浴びました。
視察件数は70件を超え、行政・マスコミ・同業者・関連企業団体等の見学がありました。




※下写真 H18.3.4 朝日新聞(熊本版)
H18.3.4 朝日新聞(熊本版)



実証データ画像

 第3回「肥後のGAMADASUカンパニー」掲載対談記事

環境モデル都市づくりを推進し、小都市型エコタウンを目指したプランを策定して、平成13年2月12日に国の承認を受けた水俣市。
地域環境及び地域環境の保全・再生などに関する地方公共団体の役割を担っているこの町で、このほど本格稼動開始した(株)環境総合技術センター。
生ゴミから発生する悪臭や虫がわくなどの問題を解決し、有機肥料として再生させる完全リサイクルを現実させる同社を訪ね、島田社長にインタビューした。

Q.このほど本格稼動開始された生ゴミリサイクルシステムを開発したきっかけは?

家庭から出る生ゴミは、最も身近な環境問題です。ゴミ置き場へ持っていくのは大変な事ですし、数日間家に置く事で悪臭がしたりゴキブリが発生するなど多くの問題を抱えます。そんな生ゴミのイメージを変え、国が勧める循環型リサイクル事業に沿った新システムとして開発しました。

Q.どのようなシステムになりますか?

まず、専用のバケツと殺菌・発酵を進め臭い消しにもなる乳酸菌入りのスプレーをお貸しします。家庭から出る生ゴミをこのバケツに入れ、乳酸菌入りスプレーをかけていただくことで手軽に臭いの発生を抑え、またゴミ袋を必要としなくなります。2日に1度、専用特殊車輌で回収に伺いますので、出し忘れやゴミ置き場まで運ぶ必要がなくなります。この特殊車輌タンク内でもスクリューでかき回しながら乳酸菌処理をして殺菌と分解を進め、プラントまで運びます。車輌到着後、プラント内のホッパーで乳酸処理を行い分解を高め、サイクロンドライヤータンクで高温蒸気殺菌をし、さらにストックヤードで乳酸菌処理をするなどの工程を経て有機肥料となります。この工場では24時間で2tの生ゴミを有機肥料に変身させることができます。生ゴミは回収車利用以外でも直接工場にお持ち頂くことも可能です。

Q.製造された有機肥料はどのように利用されているのですか?

20件以上の大型農家と契約して有機野菜作りの肥料として利用していただいています。生活から出た生ゴミが、新鮮な野菜の肥料となって、また家庭の食卓に並ぶと言った完全リサイクルシステムです。

Q.今後の抱負について。

この工場は悪臭や騒音のない生ゴミ処理工場ですので、街中でも問題なく設置する事ができます。低コスト、低ランニングコストでもあり、このシステムで全国の生ゴミ問題を解決できればと願っています。なお、この工場は水俣市の産業団地内にあり、いつでも見学できるようになっていますので、お気軽におこしいただければと思います。

本日はお忙しい中、ありがとうございました。


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